山口大学では、共用システムの中央司令塔として学長直下に「リサーチファシリティマネジメントセンター(以下、センター)」を、また各部局に配置されていた技術職員を集約・組織化した「総合技術部」を新設した。
センターは、研究設備・機器のコアファシリティ化の推進により、研究基盤の強化、研究環境の質の向上を目指しており、経営戦略に基づくマネジメントが可能となるよう、センター長に学術研究担当副学長、副センター長に人事労務・財務施設担当副学長となる体制を構築した。
新設された2つの組織に、既存の「総合科学実験センター」を加えた3つの組織を中核として、部局や関係事務局など全学の研究設備・機器のステークホルダーが一体となった「コアファシリティ全学協働体制」を構築し、これらの取り組みが本学の研究ファシリティ共用システム(ISHIN)の好循環を生み出し、大学の研究力向上に貢献している。